家庭用蓄電池の価格相場と導入費用はいくら?今後の動向についても解説
最終更新日:2025.09.05 蓄電池

家庭用蓄電池を検討する際、1番気になるポイントといえば「価格」ではないでしょうか。
エコでんちでは、毎日そういったお客様からの相談やお問い合わせがあります。
蓄電池は、販売店によって費用が大きく異なり、適正価格が非常に分かりにくいです。
訪問販売やハウスメーカーから勧められ、初めて製品や価格を知ったという方も多いかと思います。
相場価格を知らずに契約してしまい、あとから後悔する。
そんなことにならないように、ここでは家庭用蓄電池の価格相場を、経産省が出しているデータなどをもとに公開していこうと思います。

目次
家庭用蓄電池の価格相場と導入費用
家庭用蓄電池の価格相場について、経済産業省が公表しているデータを参考に情報を見てみましょう。

出典:経済産業省 2024年度 第5回 定置用蓄電システム普及拡大検討会より
●蓄電池容量1kWh/15~20万円(税別)
●工事費1kWh/2万円(税別)
上記が蓄電池の導入費用の相場となっています。
※補助事業以外での相場
例として、10kWhの蓄電池で計算してみます。
10kWh×15~20万円(+20万円/工事費)=170~220万円(税別)
これくらいの金額が蓄電池の相場価格といえます。
以下に容量別の価格相場を紹介します。
蓄電容量 | 価格条件:17.5万円/kWh・工事費2万円/kWh(税別) |
5kWh | 975,000円 |
6kWh | 1,170,000円 |
7kWh | 1,365,000円 |
8kWh | 1,560,000円 |
9kWh | 1,755,000円 |
10kWh | 1,950,000円 |
11kWh | 2,145,000円 |
12kWh | 2,340,000円 |
13kWh | 2,535,000円 |
14kWh | 2,730,000円 |
15kWh | 2,925,000円 |
当社の感覚から見ても、上記グラフは妥当性のある内容になっていると言えます。
※10kWh以上の大容量蓄電池はもう少し安くなると思います
しかし、実際は販売方法や販売店によって価格は全く異なるため、事項ではその詳細について記載します。
販売店によって蓄電池の価格帯は違う?
家庭用蓄電池を購入する際、基本的には以下の販売形態のいずれかから購入することとなります。
● 訪問販売
● ハウスメーカーや工務店
● 家電量販店
● ネット販売
いずれかの販売形態で蓄電池を紹介され、初めて製品や価格を知ったという方もいるかと思います。
その後、インターネットで調べた結果、当社にたどり着いたというお客様はとても多いです。
お客様曰く、当社の販売価格より100万円以上高く提案されていることもあるようです。
同じ製品を購入するのに、なぜこれほどの価格差が出てくるのでしょうか?
販売価格の違いは何が原因?
相見積を取ったお客様に「なぜこんなに価格の違いがあるの?」と言われることがあります。
※「安いから中古じゃないの?」と言われることもあります…
その疑問に応えるべく、蓄電池の販売価格の違いの理由を明け透けに書いていきます。
利益率の違い
単純な話ですが、これは販売店のさじ加減次第です。
会社を存続させるためには利益が必要なため、高い利益率で販売することは悪いことではありません。
むしろ、高くても売れる製品・サービスというのは健全と言えるでしょう。
筆者の営業活動における感想ですが、太陽光発電・蓄電池業界の利益率(粗利)は10%~60%前後の間で流通していると思います。
参考までに、多くの小売業の利益率は27.6%ほどで事業を営んでいるようです。
健全な経営をしていくうえで、これくらいの利益率がないと存続できない、という数値といえます。
ここからは、筆者の実体験に基づく情報を記載していきます。
訪問販売
訪問販売で蓄電池を購入をすると高額になる可能性があります。
※利益率は40~60%くらいです(筆者の感想)
これは、訪問販売という職種の性質が影響しています。
1日に100件以上も電話や呼び鈴を鳴らし、時には罵声を浴びせられながら、砂粒から砂金を探すような確率でアポイントを取り、そこから契約をしていただく…非常に過酷なお仕事です。
訪問販売は、多大なストレスや労力を要するため、相応の報酬がないと担い手が集まりにくいのが特徴です。
そのため、訪問販売による家庭用蓄電池の価格は、相場より高額になる可能性があるという事です。

ハウスメーカー
ハウスメーカーから蓄電池の紹介を受けるケースもあります。
お客様から弊社に蓄電池の相談がきて、提案された価格を伺ったところ、弊社基準価格から約50~80万円ほど高い、という事もちらほら…
そして、決まり文句はこれです。
「他社で機器を取り付けると家の保証が無くなりますよ!」
最終的にはお客様の判断になりますし、価格に見合う価値さえ感じられれば、高かろうが安かろうがどちらでも良いとは思います。
蓄電池・V2H検索
「価格」「機能」「容量」「メーカー」で絞り込み検索ができます。
製品の仕入れ価格による違い
より多くの販売実績がある会社は、商品の仕入れ価格の交渉力が高くなり、製品を安く仕入れることできます。
それが直接販売価格に反映されます。
メーカーや商社の立場にたった場合、数多い販売店のなかで月に5台しか販売していない販売店と、月に50台販売してくれる販売店では、得られる利益にとても大きな差が出ます。
販売店への研修やフォローなど、かかる労力はそんなに変わらないのに売上は10倍も違う…仕入れ価格に影響が出るのは当然のことでしょう。
結果として、それが販売価格に影響することとなります。
特に、大量販売している販売店では、商社経由の仕入よりもメーカー直の仕入れが可能となり、中間マージンが抑えられることにより、さらに販売価格に優位性が出てきます。

しかし、直取引には多額の保証金が必要なことや、ある程度の実績と販売本数が見込めないと、メーカーも直取引をしてくれないことがあります。
当社は、シャープの直販売店シャープサンビスタメンバーとして登録されています。
他にも、直取引になっているメーカーも多く、噂によると某メーカー製蓄電池の仕入れ価格は、他社より30万円ほど安いそうです。
施工実績が豊富な販売店かどうかは、ホームページや口コミなども判断材料になりますので、販売店のページはよく見てみることをおすすめします。
施工品質による違い
蓄電池の工事に使用する部材、施工会社や技術者のレベルによる違い、などがありますが蓄電池の工事代金は、20~30万円前後が相場といえます。
※特殊工事や付帯工事がある場合この限りではありません
なお、見積書だけでは施工品質を判断することは、基本的には不可能です。
しかし、販売価格を安くしたいがために、工事のクオリティを落とす業者も実在するため注意が必要です。
工事費用の内訳はおおよそこんな感じです。
人件費 + 部材費 + 経費 + 利益
安く工事をするために、上記の部分で削れるとしたら、人件費と部材費が手っ取り早いのです。

また、職人の技術力によって人件費も変わってきます。
日当4万で高い技術力を発揮する職人もいれば、日当8,000円の見習い技術者や無資格の派遣スタッフもいます。
安い職人を使えばそれだけ人件費はカットできますが、クオリティが下がるのは当然ですし、施工不良のリスクも高くなります。
他にも、使用する部材の違いとして、太陽光発電で使用するケーブルのうち、高温に強く耐久性の高いケーブルと、そうでないケーブルとで部材費は3倍以上も変わってきます。
同様に、配線などを外装で保護せず剥き出しの状態で施工したり、外装材も適切ではない部材を使用したりすることで、価格を安く済ませる、といった業者も存在します。(当社で現場調査時に発覚)
施工品質と価格のバランスは、お客様からすると分かりにくい部分です。
この問題を解決する一つの方法として、営業の方へ施工に関する質問を行ってみるとよいでしょう。
的確で丁寧な回答が返ってくるかどうかで、その会社が工事品質をどれだけ気にしているかの判断材料になります
また、お客様の口コミなどでも判断するとよいでしょう。
価格が安すぎると後々大きなトラブルに
経験豊富で、お客様の味方になってくれる優秀な営業マンであれば、どんな工事を行うかという工程まで把握しているべき(願望)と筆者は思います。
しかし、低価格が故に、施工品質の低い工事業者にあたった場合、安さというメリットしか得られず、後々故障やトラブルの原因になってしまい、結果的に補修工事費が嵩んでしまうほか、倒産によって保守点検やサポートが受けられないなどのリスクが潜んでいます。
特に、価格が相場とかけ離れて安い場合、品質はもちろん、施工会社の経営が成り立たず、優秀な技術者が離れていき、最終的に倒産のリスクがあることが容易に想像できます。

安く工事をして利益を出そうとすると、人件費や部材費もですが、一日の工事件数を増やさないと利益が得られないというビジネスモデルになります。
1件あたりの工事時間を短縮して、直ぐに次の現場に…と、焦って施工した結果、手抜き工事や配線ミス、確認作業がおろそかになる危険があります。
筆者の実体験に基づく話ですが、当社に業務提携の相談があった施工業者の中で、基準より10万円以上安く工事をしてくれるという業者もいました。
一瞬、「美味しい話だ」と飛びつきたくなりましたが、詳しく打ち合わせしてみると、品質の高い工事は行わず、最低限の工事で、電池が稼働すれば問題ない。という考えでした。
当然、工事保険など加入しておらず、日雇いの技術者をかき集め、財務状況も危そう、という様子でした。
残念ながら、業務提携には至らなかったというエピソードもあります。

保証やサポートによる違い
蓄電池の価格が異なる理由には、販売店の独自の保証に加え、サポート内容に関する違いも関係しています。
アフターフォローのサービスを受けられるかどうかも、重要なポイントのため把握しておくことをおすすめします。
以下に、保証やサポート内容の違いについて解説します。
メーカー保証
メーカー保証を受けるため(保証書発行+効力の有効化)には、基準を満たした工事、適切な申請等が必要です。
しかし、この業界はこの2つがとてもずさんなのが実情です。
あるメーカーは、蓄電池の設置数(販売数)に対し、保証の申請がされているのは50%ほどだというびっくりする話もあります。
また、工事マニュアルをしっかり確認せずに行われた「保証適用外」の工事もたくさん存在しています。

そのため、蓄電池の販売店を選ぶ際は、申請業務などに関する専門の部署があるか、なども確認するのが大切です。
申請業務に問題のある販売店の特徴として、営業が1人ですべての作業を行っているというケースがあります。
この場合、事務作業まで十分に手が回らず、各種申請が正しく行わないことで、お客様にリスクが及ぶ可能性があります。
自社保証は品質に差が生じる?
自社保証か保険会社の工事保証かどうかによっても、蓄電池の価格に違いが出てきます。
販売店の工事保証が自社保証の場合、購入費用を安くなりますが、施工不良発生時の対応でトラブルになる可能性があります。
太陽光発電や蓄電池は、誤った工事や、相性を無視した接続が原因で火災や発煙、既設機器の故障といった事故が発生してしまいます。
そのような場合、被害額が数千万円になった事例もあります。
多額の賠償費用を通常の会社が賄える術もなく、倒産をしてしまう、ということも考えられます。
販売店が保険会社の工事保険に加入している場合、そのコストを蓄電池の販売価格に上乗せするため、購入費用は高くなります。
しかし、施工に関するトラブルが発生した際、保証によりコスト面での負担は抑えられます。
つまり、販売店の工事保証加入の有無によって、その会社の財務状況やトラブル発生時の対応力、そもそもの工事品質にも差が出てきます。
そのため、蓄電池を購入する場合、販売店ごとの保証内容や販売価格の両方を確認するのも大切です。
自然災害補償

昨今の自然災害による被害増加を受け、メーカーは自然災害補償を付帯しないところも出てきました。
自然災害により蓄電池が故障した場合、お家の火災保険などが適用されることもありますが、全ての費用が補償されないこともあるため、販売店独自で保証を付けていることがあります。
保険料がかかっているため、販売価格は上がってしまいますが、もしもの時の安心を得たい方は、自然災害補償を付帯できる販売会社を選ぶとよいでしょう。
保守・メンテナンスの重要性と費用
蓄電池や太陽光発電は、長期間使用できる設備ですが、定期的にメンテナンスを行うことでより長く品質を保つことができます。
蓄電池もですが、(特に)太陽光発電はメンテナンスフリーだと説明され設置してから一度も点検をしていない方は注意が必要です。
定期点検を行うことで以下のようなリスクを回避することができます。
・パネルの発電力低下防止や故障による火災リスクなどの低減
・機器の浸水や害虫小動物の侵入による故障の回避
・ボルトの弛みや金属のサビなど経年劣化によるパフォーマンス低下の防止
また、一般的な住宅用の太陽光発電設備(出力10kW未満)に関して、適切な頻度による既定のメンテナンスを行うことが努力義務として発電事業者(お客様)に求められています。
また、出力50kW以上の太陽光発電設備を設置している場合、電気事業法第46条に基づく基礎情報の届出や電気主任技術者との相談のうえ安全管理や維持管理計画を策定する必要があります。
上記対応を怠った場合、再エネ特措法第12条(指導・助言)、第13条(改善命令)、第15条(認定の取消し)、第15条の6(積立命令)、第15条の11第1 項(返還命令)に規定する措置が講じられる可能性があるため、メンテナンスは必ず行うようにしてください。
出典:資源エネルギー庁 事業計画策定ガイドライン (太陽光発電)より
太陽光発電協会(JPEA)が推奨しているメンテナンスの頻度は以下の通りです。
電気工作物 | 一設置者あたりの電気容量 | 系統連系区分 | 主な施設 | 点検頻度 | |
太陽光発電システム出力 | 受電電力容量 | ||||
一般用 | 50kW未満 | – | 低圧連系 | 戸建住宅、小規模な工場、事務所など | 定期点検 4年に1回以上 |
自家用 | 50kW以上 | 2000kW未満 | 高圧連系 | 学校、工場など | 受変電設備:2ヶ月~6ヶ月に1回 パネル/パワーコンディショナ:6ヶ月に1回 |
出典:太陽光発電協会(JPEA) Q.メンテナンスや点検はどうすればいいですか?
メンテナンスの費用は発電所の規模やメンテナンス内容により異なりますが、1kWあたり1万円ほど想定しておけばよいでしょう。パネル洗浄や、それに伴う足場仮設が必要となると更に費用が必要となります。(一般住宅で20~30万円ほど)
毎月の電気使用量については、電力会社から送付される検針票もしくはWeb検針から確認することが可能です。Web検針とは電力会社のサイト内に表示されている検針票のことです。
たとえば、東北電力の場合は、よりそうeねっとというサービスへログインすると毎月の電気使用量、電気代、時間帯ごとの電気使用量まで確認できます。
ライフスタイルから蓄電容量を決めたい場合、まず電気使用量を把握しておきまし
アフターサポート
アフターサポートがしっかりしているかどうかを考える際は「連絡が直ぐに繋がるかどうか」が最も重要です。
実際にトラブルが発生した際に連絡が付かないのでは意味がありません。
特に、サポート部署がなく、営業マンまかせの販売店には注意が必要です。
基本的に営業マンは外出していることが多く、新規顧客の対応に追われています。
そのような状態で日々増えていくお客様のサポートに1件1件対応していたら、業務過多となりやがて対応できなくなるのは明白です。

販売店によるサポートが十分に機能していないと、自分でメーカーに連絡したり、修理に時間がかかったりする可能性もあります。
異常の早期発見は、あらゆるトラブルの抑止力になるため、保守・メンテナンス体制がどうなっているかを販売店に確認してみるとよいでしょう。
家庭用蓄電池の補助金制度
国からの補助金
国は、再生可能エネルギーの普及促進と災害時のレジリエンス強化を目的として、家庭用蓄電池導入に様々な補助金制度を設けています。特に注目すべきは、「DR(デマンドレスポンス)補助金」です。
DR補助金は、電力需給ひっ迫時に蓄電池の電力を活用し電力系統の安定化に貢献することで、蓄電容量1kWhあたり最大3.7万円(上限60万円/戸)が支給されます。
これにより、導入初期費用を大きく抑えながら、国のエネルギー政策にも貢献できます。
※2025年9月現在、既に申請は受付終了しています
補助金を活用することで、高額になりがちな蓄電池の導入費用を大幅に削減し、経済的負担を軽減できます。
当社では、最新の補助金情報を提供し、複雑な申請手続きの代行も行うため、安心して制度をご活用いただけます。
自治体からの補助金
各自治体も独自に家庭用蓄電池導入を支援する補助金制度を設けています。
これらは地域の環境政策や防災対策に応じて多岐にわたり、国からの補助金と併用できるケースも少なくありません。
例えば、CO2排出削減や災害時の電力確保を目的とした制度があり、支給額も数万円から数十万円と幅広く設定されています。
お住まいの地域によっては、これらの自治体補助金を活用することで、蓄電池の導入費用をさらに大きく削減し、経済的なメリットを最大化できる可能性があります。
しかし、自治体ごとの制度は頻繁に更新され、情報収集や申請要件の確認が煩雑になりがちです。
当社では、全国対応の強みを活かし、お客様がお住まいの地域の最新の補助金情報を常に把握・提供。
地域独自の助成取得もきめ細やかに支援し、お客様が申請漏れなく、最大の補助金を受けられるようサポートいたします。
複雑な手続きはすべてお任せください。
蓄電池の補助金制度を活用する際のポイント
補助金制度を最大限に活用し、蓄電池をお得に導入するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、国の補助金も自治体の補助金も予算や期間が限られているため、常に最新情報を確認し、検討を始めたらできるだけ早く行動に移すことが不可欠です。
次に、複雑な申請要件や手続きをスムーズに進めるため、専門家への相談が非常に重要となります。
当社では、環境省認定資格を持つ専門アドバイザーがお客様の状況に合わせた最適な補助金活用プランをご提案。
無料エコ診断で導入効果をシミュレーションし、複雑な申請代行まで全面的にサポートすることで、お客様は手間なく補助金を受け取ることが可能です。
太陽光発電と蓄電池のセット価格相場
これから蓄電池を導入する方の中には、太陽光発電と蓄電池をセットで購入しようか悩んでいる方もいるかと思います。
住宅用太陽光発電と家庭用蓄電池のセット価格は、施工販売店やメーカー、システムの規模(出力や蓄電容量など)によって大きく異なります。そのため、あらかじめ正確な相場を把握することは、とても難しいといえます。
しかし、おおよその価格相場については確認することが可能です。
太陽光発電の蓄電池のセット価格は、一般的に200~300万円台とされています。
人気メーカーの太陽光+蓄電池の組み合わせの概算価格と月々のローンの費用目安は以下の通りです。
◇メーカー:長州産業
太陽光約4kW×蓄電池9.8kWh(ハイブリッド/特定負荷)= 概算費用250万円前後~(税別/工事費込み)
月々返済額:17,696円
◇メーカー:シャープ
太陽光約6kW×蓄電池9.5kWh(ハイブリッド/全負荷)= 概算価格280万円前後~(税別/工事費込み)
月々返済額:19,820円
◇メーカー:DMM
太陽光9kW×蓄電池15kWh(ハイブリッド/全負荷)= 概算価格350万円前後~(税別/工事費込み)
月々返済額:24,775円
※ローン条件:借入額=概算価格+税・15年ローン・固定金利(元利均等)2%・ボーナス返済なし
また、実際の価格は製品の種類や容量や施工販売店のほか、住宅の状況によっても変わる点に注意が必要です。
たとえば、太陽光パネルを設置するために必要となることがある足場などは、外壁塗装や新築工事の際にも使用されるため流用することができればその分施工費用を抑えられます。
上記のように、必要とされる工事内容によって数十万円単位で費用が変わることがあります。
蓄電池導入のメリットとコスト削減効果
蓄電池はさまざまなメリットを得られる住宅設備です。
蓄電池のメリット
●停電時に非常用電源として活用できる
●太陽光発電との併用で電気代を大幅に削減できる
● 環境負荷の低減に貢献できる
停電時に非常用電源として活用できる
蓄電池に電気を貯めておけば、停電が起きた際にも電気を使用することができます。
日射条件や電池の容量、電気の使い方にもよりますが晴天が続けば「発電」「蓄電」「消費」を持続的に運用することができます。
さらに、太陽光発電と組み合わせること停電時でも普段と遜色ない生活ができるよう、より強力なバックアップ体制を構築することも可能です。
太陽光発電との併用で電気代を大幅に削減できる
太陽光発電で作った電気を自宅で消費し、余った電気を蓄電池に貯めて更に自家消費をすることで電気代の大幅な削減が期待できます。
太陽光発電単体では、日射がある時間帯(朝~夕方)でしか電気を使用することができず、余った電気は安い単価で売電するしかありません。
しかし、蓄電池があれば余った電気を売らずに貯めておくことで、夕方~深夜にかけて貯めた電気を使用することができます。こうすることで自宅で消費する電気の大部分をカバーすることができるため、電気代を大幅に削減することが期待できます。
環境負荷の低減に貢献できる
蓄電池を導入することで環境負荷を減らすこともできます。
CO2の排出量=0.459(kg- CO2/kWh) ※2023年8月4日公開の中部電力の資料より
5kWhの蓄電池に太陽光発電で作った電気をためて毎日使用した場合、837kgものCO2を削減することができます。これは杉の木約60本分に相当するCO2削減効果を生み出すことが可能です。
引用:2025年最新版!家庭用蓄電池の容量と選び方を徹底解説|エコでんち
電気代削減シミュレーション
エコでんちでは、ご希望のお客様に太陽光発電と蓄電池を設置した場合の電気代削減効果や、損益分岐点が一目で分かるシミュレーション資料の提供を行っています。
参考資料として、下記設定条件で作成したシミュレーション資料を紹介いたします。
■東京電力 スマートライフLプラン(10kVA) 前段に記載した太陽光×蓄電池のセットと仮定
世帯人数 | 電気使用量 | 電力量料金 | 蓄電池を導入した場合の電力量料金 | 投資回収期間 |
2人 | 10kWh/日 | 361円/日 | 0円/日(361円負担軽減) | 15~16年 |
4人 | 16.4kWh/日 | 606円/日 | 160円/日(446円負担軽減) | 13~14年 |
6人 | 26.3kWh/日 | 955円/日 | 231円/日(69.5円負担軽減) | 11~12年 |

※本資料はシミュレーションであり電気代削減効果や売電を保証するものではありません
電気を使用する時間帯や電気代の値上げなど様々な要因が関係しますが、条件さえ整えれば現実とそこまで相違のないシミュレーション資料となっています。
投資回収期間がどれくらいかかるのかの目安も把握できますので、費用対効果を確認したい方にもおすすめです。
各家庭によって最適な太陽光の出力と蓄電池容量が異なるため、シミュレーションはしっかり実施しておくと良いでしょう。
相見積もり(一括見積りサイト)の注意点
家庭用蓄電池の価格相場を調べるためにはさまざまな情報から調査・分析しなければいけません。
最近では一括見積サイトに登録し、複数社の見積りをもらい価格の安い販売店のみを選択される方も増えています。
登録さえすれば無料で複数社からの見積をもらえるため、販売店を探す手間も無く気軽に価格相場が分かります。
しかし、ここに大きな落とし穴があるため注意が必要です。
相場より安すぎる販売店に注意!
登録をすると複数社から連絡があり電話が鳴りっぱなしになります。中には5社同時に対応をしなくてはならないケースもあります。
このような場合、全ての販売店と打ち合わせする時間が取れず電話やメールのみで対応となることが多いです。
各販売店は他社より安い見積を出すために利益を極限まで削り原価ギリギリの価格で勝負をします。
全ての見積もりが揃い目が行くのは価格のみになりがちです。
本当に大事なのは価格のみでしょうか?
白物家電のようにどこで買っても同じ商品ならまだしも、太陽光や蓄電池は工事を伴い配線工事や大切な家に穴をあける作業が伴います。
しかも、何十年も長期間使用することを考えると、品質やサポートが整っていないと数年で劣化し補修費用が膨大にかかることもあります。
工事品質やサポート内容は販売店によって大きく違いがあります。
価格のみで選んでしまうと販売店は安い価格から利益を捻出しないといけません。そうなると、本来費用をかけるべきである工事品質や施工部材、アフターサポートや技術者にかける費用を削らなくては商売になりません。
そういったことから、工事やサポート体制に問題がある販売店にあたる可能性が高いことがあります。
私も6年と短い期間ですが、この業界にいてお客様から激安店の価格を聞くことが多々あり、利益度外視のありえない価格の見積もりが散見されます。
しかし、そういった激安店は多くの場合、事業継続が困難となり、やがてトラブルをきっかけに破綻してしまい、困って助けを求めてくるお客様もたくさん見てきました。
実際にあったトラブルとして、契約して入金後に工事がされない、工事がいい加減、連絡が取れない、設置できない機器を取付けられて太陽光発電が壊れた、補助金の申請がされていなくて補助金を受け取れない、申請が何もされていない、などのトラブルがあります。
比較検討する上で、相場より高ければお得とはいえませんし、反対に安すぎると品質などに問題があるのではないか?と感じるところです。
太陽光パネルや蓄電池の価格は今後高くなる?安くなる?
太陽光パネルや蓄電池は、数年~10年前に比べ安くなりました。
しかし、2021年度まで基準価格が落ち着いていましたが、今後は高くなり続ける可能性が高いです。
太陽光パネルや蓄電池など、設備機器の価格は様々な要因が影響するため、一概に原因を断定することは出来かねますが、理由としていくつか記載していきます。
物価上昇の影響
まず、日本は年間2%の物価上昇を目標にしているため、何もかもが高くなっていくのが基本として根底としてあります。
こちらは日銀の方針です。
出典:日本銀行 金融政策 2%の「物価安定の目標」より
本来は安定的に物価と給料が上昇することで安定した暮らしを確保する、といった政策ですが…なかなか予定通りにはいかないようです。

昨今の様々な値上げもある意味予想通り、我々国民はエネルギーや物資・食物など、あらゆるものを自助努力で補っていくことが重要、という自産自消の考え方が普及しだしています。
太陽光発電と蓄電池を活用した、電気の自給自足というライフスタイルは今後の物価高騰に対応する上で重要な選択といえます。
蓄電池の原材料価格高騰の影響
蓄電池の原材料は、主原料であるリチウムや、その他銅線、金属、それらを加工するために電気を使用する過程で必要な資源である原油や天然ガスなどで構成されています。
出典:先物契約価格
様々な原料が高騰している中で円安や電気代の上昇、金属部材の値上げなどが顕著に表れています。
たとえば、リチウムの価格は2022年から2023年に急騰し、コバルトやニッケルの価格も2022年に一時高騰しました。なお、2024年頃からは落ち着いてきており、2022年以前の水準まで下落しています。
ただし、家庭用蓄電池に使用されている原材料の価格に関しては、国際情勢の急激な変化、需要の増加などで再び高騰していく可能性があります。
すると、家庭用蓄電池の原材料も値上がり、結果的に販売価格へ反映されていきます。また、物価高も続いており、人件費やその他コストが上昇していく可能性もあります。

出典:2024年 CMEグループにおけるバッテリーメタル取引の取組高推移
そのため、少しでも安い価格帯で家庭用蓄電池を導入したい場合、現時点で購入した方が良いといえます。
注意点として、蓄電池を単体で導入する場合、電気料金プランの内容を確認した上で慎重に検討した方がいい場合があります。蓄電池単体では発電機能を有していないため、太陽光発電のように発電した電気を売電したり自家消費したりすることはできません。
時間帯別プランに加入していれば、僅かですが蓄電池単体で経済的メリットを得られる可能性があります。電力量料金単価の安い時間帯に満充電しておき、単価の高い時間帯に自家消費すればその差額分電気代の負担を軽減できます。
家庭用蓄電池の導入を決める際は、原材料価格の高騰といったコスト面だけでなく経済的メリットといった点も確認した上で判断しましょう。
販売・施工業者の生の声
一般社団法人 日本PVプランナー協会の調べによると、太陽光発電設備の価格について、実際に値段が上がっているという回答が全体の80%以上となっています。

また、今後値段が上がっていくだろうという見立てを75%以上の販売会社や施工店が危惧しています。

家庭用蓄電池だけでなく,住宅用太陽光発電やソーラーカーポートなどを検討している方は、早めの製品の比較や販売店の相見積もりを進めておくのが大切です。
家庭用蓄電池は価格以外のポイントもチェックすべき!
ここからは、家庭用蓄電池の価格面以外でチェックしておくべきポイントを紹介します。
種類と特徴:単機能・ハイブリッド・トライブリッド
まずは、家庭用蓄電池の機能を比較し、自宅の住宅設備や予算のバランスに合った仕様から候補を選びましょう。
まずは、単機能型・ハイブリッド型・トライブリッド型のうち、どれが合っているか確認する必要があります。
以下にそれぞれの特徴を紹介します。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている家庭 |
単機能型 | 単機能型蓄電池のパワーコンディショナーは、 蓄電ユニット制御のみに対応 太陽光発電と併用する場合、 太陽光発電と蓄電池それぞれパワーコンディショナーが必要 | 1.さまざまなメーカーの太陽光発電と連携しやすい 2.価格は他のタイプより若干安め 3.故障発生時に責任分岐が分かりやすいためトラブル解消が比較的早い | 1.太陽光発電で作った電気を蓄電池に充電する際、 直流→交流→直流→交流と変換するため変換回数が多く、 5%前後の電力損失を伴う 2.パワコン2台分のランニングコストがかかる | ・太陽光発電を導入して10年未満 ・トラブル発生時の保証対応などをスムーズにしたい |
ハイブリッド型 | ハイブリッド型蓄電池のパワーコンディショナー1台で、 太陽光発電システムと蓄電池両方の交流・直流変換制御を行ってくれる | 1.太陽光・蓄電池両方を制御できることにより、交流・直流変換の回数が少なくなることで 電力損失を抑えられるため効率的に充放電可能 2.太陽光発電と同時に設置する際はハイブリッド型の方が費用・性能の面で優位性がある 3.単機能に比べ取付機器が少なくて済むケースが多く、お家の美観を損ねにくい | 1.単機能型蓄電池より価格が若干高い 2.設置済みのパネルの種類によって設置できない事や、 全てのパネルを生かすことができないことがある | ・家庭用蓄電池と太陽光発電を同時に設置する場合 ・既に太陽光発電っを設置して10年経過している ・既設のパワコンが故障している |
トライブリッド型 | トライブリッド型蓄電池のパワーコンディショナー1台で、 太陽光発電と蓄電池・V2Hの3台同時に制御や交流・直流変換などが可能 | 1.ハイブリッドのメリットに加え、V2HスタンドがあればEVやPHVといった車両と連携できる | 1.ハイブリッド型蓄電池より価格が高い 2.V2Hスタンド利用時に車両側による電力損失が不明確 | ・V2Hの導入を検討している ・EVやPHVを蓄電池代わりにしたい ・可能な限り長期停電対策がしたい |
上記は一例です。
詳しい情報や自分に1番合ったものは何か、気になる方は必ず専門の方と打合せをすることがおすすめです。
停電時の蓄電池の使用可能な電力量と使い方
蓄電池の主な仕様の違いとして、下記の通り「特定負荷」「全負荷」があります。


停電が起きた際に、特定負荷と全負荷のどちらの方が自分にとって最適かどうかしっかりと考えておきましょう。
全負荷は便利だけど電気を使いすぎてしまい電池が空っぽになるリスクがある、方や特定負荷は使用できる電力量や範囲は狭いが、長期停電時でも細く長く利用することができる、このようにそれぞメリット・デメリットがあります。
参考までに下記は約10kWh(全負荷/自立出力3kVA)の電池を停電時に利用した場合、それぞれの家電をどれくらい使用できるかを示した図です。

自立運転モードの出力3,000W(3kVA)全負荷であれば、洗濯機や冷蔵庫などの家電製品を稼働させることが可能です。消費電力の高いIHクッキングヒーターやエアコン、電子レンジなどを使用したい場合は使用電力が多くなりすぎてブレーカーが落ちないように気を付けましょう。
ライフスタイルに合った蓄電容量を決める
家庭用蓄電池の蓄電容量は、小さいもので4kWh、大きいもので16kWh程度です。(※消防補の規制により家庭用蓄電池の蓄電容量は最大17.76kWh)
一般的に蓄電容量が大きくなればなるほど、蓄電池の価格も上がります。
1日に必要な電力を超える蓄電容量の蓄電池を購入した場合、電気を余らせてしまうだけでなく本来必要な容量の蓄電池よりも高額な費用負担をしていることにつながります。
つまり、費用負担を超える経済的メリットを得にくくなるため、注意の必要なポイントです。
蓄電容量を考える際は、予算や1日あたりの消費電力量、太陽光発電の発電量から総合的に見るのが大切です。
たとえば、1日の消費電力量が5kWh程度の場合、蓄電容量6~7kWhと消費電力量より少し多めの蓄電池を選べば、効率的に充放電および自家消費できるようになります。
また、太陽光発電の発電量が1日あたり8kWh程度、自家消費量5kWhとした場合、余剰電力3kWh前後になります。つまり、蓄電容量4~6kWh前後の蓄電池を導入すれば、余剰電力を蓄電容量の範囲内で貯められますし、本来不要なほどの大容量タイプを購入せずに済みます。
世帯数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | 6人 |
使用量/日 | 6.6kWh | 9.8kWh | 13.1kWh | 16.4kWh | 19.7kWh | 22.3kWh |
1人あたりの使用量/日 | 6.6kWh | 4.9kWh | 4.4kWh | 4.1 kWh | 3.9kWh | 3.7kWh |
使用量/月 | 200kWh | 300kWh | 400kWh | 500kWh | 600kWh | 700kWh |
月々電気代(35円/kWh) | 7,000円 | 10,500円 | 14,000円 | 17,500円 | 21,000円 | 24,500円 |
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また、以下に世帯人数別の推奨(理想)蓄電池容量を紹介します。
1日あたりの電気使用量の80%をベースに蓄電池容量を決めるのがおすすめです。
昼間は太陽光発電でまかない、それ以外の時間で蓄電池に貯めた電気を使用するという考え方です。また、蓄電池は定格容量のすべてを使用することができない事、キープ残量設定などがあるため余裕をもった容量選定をするのがおすすめです。
1~2人世帯 | 蓄電容量5~8kWh |
3~4人世帯 | 蓄電容量11~13kWh |
5人以上 | 蓄電容量16kWh~ |
毎月の電気使用量については、電力会社から送付される検針票もしくはWeb検針から確認することが可能です。Web検針とは電力会社のサイト内に表示されている検針票のことです。
たとえば、東北電力の場合は、よりそうeねっとというサービスへログインすると毎月の電気使用量、電気代、時間帯ごとの電気使用量まで確認できます。
ライフスタイルから蓄電容量を決めたい場合、まず電気使用量を把握しておきましょう。
蓄電池の寿命と交換時期
家庭用蓄電池を選ぶ際は、蓄電池の寿命を確認しておきましょう。
つまり、家庭用蓄電池の寿命が長ければ長いほど交換にかかる費用負担を抑えられますし、より経済的メリットを得られる可能性があります。そのため、家庭用蓄電池の寿命は購入前に調べておくべきポイントのひとつです。
寿命を比較する際のポイントのひとつが「サイクル数」です。
蓄電池のサイクルは『100%充電状態から0%まで放電する行動を1サイクル』としたものです。つまり、サイクル数の多い蓄電池は長く使用できるため寿命に大きく関係しています。
特にサイクル数の多い蓄電池は20,000サイクルで、約55年使用し続けられます。※電池セル単体での充放電可能数であり、動作を保証するものではありません
反対にサイクル数の少ない蓄電池は6,000回程度で15年前後使用可能な計算です。
そして、家庭用蓄電池の寿命に影響を与える要因は以下の通りです。
家庭用蓄電池の寿命に影響を与える要因
● 放電深度(DOD: Depth of Discharge)
家庭用蓄電池の劣化要素の中でも大きなファクターです。
理想は100%→30%程度の使用が望ましいとされています。(放電深度70%)充電しっぱなし(過充電)や、過放電(電池が0%のまま放置)はバッテリーの劣化を進める要因と言われています。
なお、家庭用蓄電池システムに関して、過充電はシステムでコントロールされるため起こりません
● 使用環境
温度や湿度といった環境の影響によって、経年劣化がすすんでしまう場合もあります。
特に高温(40℃以上)や低温(-10℃以下)などの環境下では機器の劣化を早める要因となります。
● メーカーの保証年数
メーカーの保証年数が短いと無償での修理交換を受けられる期間も短くなります。
最近だと、メーカーで有償20年保証が付帯できる製品や、販売会社→保証会社に申し込む事で延長保証を付帯できるケースもあります。
白物家電などもそうですが、通常電化製品は10~20年ほどがモノとしての寿命の目安です。可能であれば長期保証に加入することが長く使う上で有効な手段と言えるでしょう。
家庭用蓄電池の交換時期は、一般的に設置から10~20年程度とされています。また、修理交換費用については、保証期間内であれば無償で対応してもらえることもあります。保証期間が過ぎた場合の修理費用については修理内容によって大きく異なりますが、筆者の実体験として7万円~120万円前後の場合がありました。
これらの情報は家庭用蓄電池のメーカーやシリーズによって異なるので見積りの段階で確認しておきましょう。
関連コラム:蓄電池の交換費用は?交換するべきタイミングと長持ちさせる方法
蓄電池の価格相場まとめ:選び方のポイント
● 家庭用蓄電池の価格相場は15~20万円/kWh程度
● 蓄電池の工事代は2万円/1kWh
● 原材料の価格については落ち着いているものの物価高の影響を受けている
● 初期費用を抑える手段として補助金制度の情報も要注目
● 蓄電池を選ぶ際は費用だけでなく施工品質や保証サポートも確認する
● 蓄電容量を決める際は太陽光発電の積載量や出力、ライフスタイルなどに合わせる
● 蓄電池のコストを考える際は費用対効果や停電時の使い方まで考慮することが大切
価格が高すぎるのは避けるべきですが、安すぎる販売店についても注意しましょう。相場からかけ離れている価格で見積もりを作成している販売店は、蓄電池の施工品質に問題が生じている可能性もあるからです。
今、太陽光や蓄電池を検討している方はぜひこの情報を見てもらって、少しでも業界のことを知っていただき、より良いお買い物ができるよう役立ててもらえれば嬉しいです。
家庭用蓄電池の価格が気になる方や家庭用蓄電池に関心を持っており具体的な価格や性能について知りたい方などは、今回の記事を参考にしながらエコでんちへ相談してみてはいかがでしょうか。
「エコでんち」はどこよりも役立つ情報の発信と、太陽光や蓄電池に必要な保証・サポート、正しい製品選びや使い方、安心・安全な工事を心掛けている販売店です。
太陽光や蓄電池のことで迷っている方はぜひ当社にお問い合わせください。
お電話やWEBフォームのほか、公式LINEからも簡単にお問合せ可能です。
よくある質問
-
家庭用蓄電池の価格相場・導入費用の相場を教えて下さい。
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販売店により値段にばらつきがあり容量5~10kWhは工事費込みで税別120~200万前後。販売形態によって同じ商品+工事内容でも100万円以上差が出ることがあります。例として訪問販売やハウスメーカーからの提案の場合、さらに50~100万円ほど費用が高いことがあります。
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家庭用蓄電池を安く買うにはどうすればいいですか?
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①補助金を活用する。②高い販売店(訪問販売)を避ける。③安い販売店(ネット販売店)を選ぶ。…などの方法があります。 ただし、価格が安いだけで保証やサポートに経費をかけていない会社がほとんど。販売店選びには注意が必要です。
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家庭用蓄電池の補助金について教えて下さい。
-
こちらの記事で詳しく解説しています。



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※2024年4月~2025年3月の1年間における月間平均のサイト訪問数 -
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